工場見学コーディネート情報

2018年7月7日

埼玉県羽生市にて工場見学を実施しました

 

【訪問地】

小島染織工業株式会社様

 

【参加者】

八王子ファッション協議会会員企業の皆様

 

【目的】

伝統を守りながら、新しい伝統を作り出すために積極的な展開を続ける正藍染工場様を見学し、新しい気づきを得るともに、同じ繊維関係業者間の交流によって新たなネットワーク構築のきっかけにつなげる

 

【訪問日記】

東京都八王子市から車2台に分乗して総勢12名で埼玉県に向け出発。予定通り10時半に現地着。

まず、敷地内の蔵造りのショップ内で社長の小島様よりご挨拶がありました。その後八王子ファッション協議会参加メンバーの自己紹介。

続いて、企画課の根岸様のご案内で「のこぎり屋根」の工場へ。まずは正藍染。

以下は見学した順番です。

 

糸を綛(かせ)にする

「綾出し」をする。これはきれいに染めるための大事な工程で、丁寧に手作業で行うとのこと

染め。生成色の糸だった糸がエメラルドグリーンに、それが空気に触れることにより酸化を繰り返して、だんだんと濃い藍色に染まっていくそうです。濃さによって12回~20回の作業で、染まり具合を確認するのは熟練した職人さんの目。

染まった糸を織るために巻き取っていきます

経糸を整える。何千本もの糸をきれに揃えるのは熟練の職人さんの技

織る。ヴィンテージのシャトル織機がずらりと並んだ工場に、織機の音、シャトルの音が響きます

次に整理加工と化学染料使用の工程を見学。大きな機械がたくさんあります

ウォッシュ加工などの洗濯機と乾燥機

生地を伸ばしたり整えたりするセッター、整理加工の機械です。何メートルもある長さなのでオペレーター2人で操作するそうです

検反機、コーティングなどの付帯加工

出荷作業

色チェックをする部屋。機械による数値と人間の目による感性の両方で判断

以上で3千坪の敷地内の見学は終了

ショップに戻る

 

石造りの蔵には、2017年秋にTBSでドラマ化された池井戸潤著の「陸王」コーナーが。使用された「こはぜ屋」半纏も展示されていました。

 

 

 

【見学後記】

今回は東京八王子とその周辺地域の繊維関連業者の団体である「八王子ファッション協議会」の定例イベントとして企画、実施させていただきました。

工場見学のあとは、羽生市の特産である「手打ちうどん」をいただき、深谷に移動して国の重要文化財である「旧煉瓦製造施設」を見学のあと「日本神社」を参拝、充実の一日となりました。

訪問先の小島社長や参加企業の皆さんには、それぞれの特性を生かした連携に発展する可能性を感じていただけたようで、今後も様々な交流を続けていきたいとの声が寄せられました。

この出会いを大切に、繊維産業の明るい未来につながっていくような活動を続けていきたいと思っています。